リップクリームをヴェレダからロゴナに換えた日

ロゴナのリップクリーム「キャレンデュラ」と「ヒアルロン」。

「ロゴナ」のリップクリームを初めて買いました。ロゴナの商品はひと通り試していましたが、リップクリームは未踏破。なぜなら、それより前に「ヴェレダ」のリップクリームと出会っていたからです。

しかし今回、ヴェレダの2本目を使い切るにあたって、ロゴナを試してみることにしました。そんな日の記録です。ロゴナのリップクリームが気になっている人の参考になればと思います。

ロゴナとは

ロゴナとは、ドイツの有名なオーガニックブランドです。公式サイトによると、ロゴナの前身である、自然派化粧品の店がオープンしたのが1975年。1978年に自社ブランド「Lorien Goods」が誕生し、1985年にブランド名および社名が現在の「LOGONA」となりました。

ロゴナの製品は、以下をはじめとする基準を厳格に守って作られており、消費者から厚い信頼を寄せられています。日本でも公式通販サイトなどで購入することができ、オーガニックやアニマルフレンドリーを好むユーザーから高い評価を受けています。

  • 合成着色料・香料・保存料を使わない
  • 動物実験を行わない
  • ドイツで製造する
  • 原則的に動物由来原料を使わない
  • 遺伝子操作された植物を使わない

ロゴナのリップクリームは2種類

ロゴナのリップクリームは「キャレンデュラ」と「ヒアルロン」の2種類。日本でもドイツでも同じラインナップです。基本的な情報を確認してみましょう。原料のうち、2種類のどちらか一方にのみ含まれているものは、太字にしました。

ロゴナのリップクリーム「キャレンデュラ」のパッケージ。

商品名:リップクリーム <キャレンデュラ>

原料:ヒマシ油、ホホバ種子油、水添ココグリセリル、キャンデリラロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、アーモンド油、トウキンセンカ花エキスステアリン酸Mg、トコフェロール、ヒマワリ種子油、イランイラン花油

reichhaltig=濃厚である、成分が豊富である

ロゴナのリップクリーム「ヒアルロン」のパッケージ。

商品名:ディープモイスチャー リップクリーム <ヒアルロン>

原料:ヒマシ油、ウルシ果皮ロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、ホホバ種子油、カルナウバロウ、カカオ脂シア脂、アーモンド油、リノール酸トリカプリリン、水添ココグリセリル、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-3トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルアラリアエスクレンタエキスヒアルロン酸Naトリオレイン、ヒマワリ種子油、トコフェロール、リノレン酸香料(エッシャンシャルオイル)

feuchtigkeitsspendend=しっとりする

reichhaltigとfeuchtigkeitsspendendの違いをどう理解したらよいのかはわかりませんが、 「キャレンデュラ」は2種類の花のエキス+蜜蝋が使われていてフローラル、「ヒアルロン」は保湿成分をとにかくたくさん配合していて実用的、という印象を受けます。「キャレンデュラ」のパッケージは花の絵、「ヒアルロン」は水のCGというデザインからも、制作の意図がうかがえそうです。

ロゴナのリップクリームを使ってみた

では、実際に使ってみます。まずは「キャレンデュラ」。

ロゴナのリップクリーム「キャレンデュラ」の中身。
「キャレンデュラ」の中身

蜂蜜を連想させる、濃厚な色合いです。使う前にインターネットの口コミを見てみると、こんな感じ。

「キャレンデュラ」のいいところ

  • 唇の皮が剥けない
  • 塗りなおす必要がなく、保湿効果が長持ちする
  • 唇がツヤツヤになる

「キャレンデュラ」の微妙なところ

  • ベタベタする
  • 香りが強い
  • 固くて塗りづらい

使ってみると、たしかに固い。ヴェレダのリップクリームも固いほうですが、これはさらに固い。しっかり唇に付着させるには、丁寧に何往復かさせる必要がありました。

けれどその分、本当に保湿効果が長持ちします。驚いたのは、つけたあとに入浴して全身を洗っても、リップクリームを塗りなおす必要がないことです。今までは入浴後に塗りなおしていたのですが……。エアコンが効いて湿度が極端に低い部屋でも、塗りっぱなしでOK。これは大きな特徴です。ちなみに、香りはかなり控えめで、私は特に気になりませんでした。

次に、ヒアルロン。

ロゴナのリップクリーム「ヒアルロン」の中身。
「ヒアルロン」の中身

「キャレンデュラ」と比べて色が薄いですね。こちらもインターネットの口コミを見てみました。

「ヒアルロン」のいいところ

  • 一度塗っただけで長持ちする
  • 「キャレンデュラ」よりも唇がぷるぷるになる
  • 「キャレンデュラ」よりも塗りやすい

「ヒアルロン」の微妙なところ

  • 固くて塗りづらい
  • スイカ系の香りがする
  • ケースの印刷が落ちやすい

「ヒアルロン」は「キャレンデュラ」と比べてマイナーなようで、口コミの数が少なかったです。特徴としては「キャレンデュラ」と共通している点が多く、両方使ったユーザーには「『キャレンデュラ』より好き」という人も複数いる模様。

私も使ってみました。「キャレンデュラ」に比べて香りが強いように思います。これをどう評価するかは人それぞれですね。私は特にいいとも悪いとも思わず。でも、不自然な人工香料でないのは間違いなく長所です!

ロゴナのリップクリームを比較してみると……

ロゴナのリップクリームを2種類使ってみたところ、共通点と違いがわかりました。共通点としては、どちらも固いところ。そして保湿力が非常に高いことです。

保湿力が高いという点はもちろん、「固い」ということはけしてデメリットではないと私は思います。やわらかいと、夏に溶けてしまったり、形が崩れて芯から外れてしまったりしますから。

そして「キャレンデュラ」と「ヒアルロン」の違いですが、正直なところ、「香り」しかまだわかりません。高保湿であることには変わらないので、デザインと香りが好きなほうを選ぶのがいいかなと思います。私としては、お花の自然な香りと綺麗な絵に惹かれるので、どちらかといえば「キャレンデュラ」ですね。

最後に、オーガニック・リップクリームの名品「ヴェレダ」と比べてどうか。ヴェレダのリップクリームは、ファッション雑誌に登場する機会が多く、人気ですよね。私も愛用していました。

その高品質さには本当に目をみはります。なにせ、リップクリームはいろいろ試してきましたが、最後まで使いきれたのはヴェレダが初めてだったのです。ほかのリップクリームは全部、途中で溶けるか、折れるか、せり出し機構が壊れるかして、中身を使いきることなく廃棄せざるをえませんでした。その点、ヴェレダの品質は本物です。1本目も2本目も役目を全うしてくれたのですから。

なので、もうヴェレダ以外のリップクリームを買うことはあるまいと思っていたのですが……。ロゴナのリップクリームの驚異的な保湿力は、決意を揺らがすのに充分なものでした。容器のデザインも、清潔感があって綺麗ですしね。

では、分かりやすい数字を比べてみましょう。

ロゴナ<キャレンデュラ> 4.5グラム800円(税別)
ロゴナ<ヒアルロン> 4.5グラム
900円(税別)
ヴェレダ4.8グラム900円(税別)

これは……ほぼ変わらないですね。ヴェレダはバニラとバラの香りがしますし、容器が優しい色合いなので、そちらのほうが好みだという人も多いと思います。

しかし! 私はしばらくロゴナのリップクリームを愛用することにします。やはり、何度も塗りなおす必要がないというのは、大きな魅力です。「塗りなおさなきゃ……」といちいち手間をかけなくてよいですからね。自分の唇に合うリップクリームにまだ出会えていない人にも、もうヴェレダのリップクリームを愛用しているという人にも、おすすめの一品です。

ヴェレダのリップを愛用している夫

どっちも花とかハーブとかのいい香りがするね。変な人工香料のにおいがしないのはいいよね。