横浜の赤レンガ倉庫では、季節ごとにドイツ系の飲食イベントが開催されています。秋はオクトーバーフェスト、冬はクリスマスマーケット。そして春はフリューリングスフェストというわけです!
フリューリングスフェストとは
”Frühlingsfest”とは「春祭り」の意味。ドイツの一部の街で行われて、移動遊園地が来たり屋台が出たりします。開催時期は街によって異なり、2019年だとミュンヘンでは4月26日~5月12日ですが、横浜港の姉妹港・ハンブルク港を擁するハンブルクでの開催時期は未定。聖霊降臨祭(イースターの50日後。2019年は6月9日)の頃になるようです。
横浜のフリューリングスフェスト
さて、ドイツでも一部の都市でしか開催されないわけですから、日本でフリューリングスフェストを開くのは横浜くらいではないでしょうか? 赤レンガ倉庫のオクトーバーフェストやクリスマスマーケットには行ったことがありますが、フリューリングスフェストは未経験のように思います。今月からブログを始めたということもあり、ドイツ好きとしてはぜひ行ってみたいですね! 埼玉から横浜は遠いですが、湘南新宿ラインや京浜東北線に揺られていれば、いつかは着くでしょう。
予定を立てる前に、横浜のフリューリングスフェスト(公式Webサイト)について調べてみました。正式名称は「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」。開催期間は4月26日(金)~5月6日(月・祝)。10連休の前日から最終日まで、ということですね。
私はゴールデンウィークも仕事とはいえ、シフトはかなり自由に動かせます。いつだったら混雑がマシなのか……? 今年のゴールデンウィークの合間には平日が存在しないので、ちょっと予想がつきません。とりあえず、いつ行くか夫と相談してみます!
「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」の楽しみ
今のところ、「ヨコハマフリューリングスフェスト」には「ビールとソーセージ、そしてシュパーゲル」というイメージしかないのですが、どんなお店やアトラクションが出るのでしょう?
気になって公式サイトの出店リストを見てみたのですが、予想以上にお店が多くて動揺してしまいました。どうしよう……ドイツ料理が大好き(アイスバインは除く)なのに、あまりたくさんは食べられない私……。おいしそうなメニューばかりで、その一部しか食べられないかと思うと辛くなってきます。
とりあえず、「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」は以下の要素で構成されているようです。
- ドイツ風の料理を出す店
- ドイツビールを飲ませる店
- 特にドイツとは関係のないフード&ドリンクの店
- ドイツブランドの雑貨を扱う店
- 「ヨコハマフリューリングスフェスト」オリジナルグッズの店
- 赤レンガ倉庫内の雑貨店や飲食店
- 子どもだけが遊べるアトラクション(バブルボールなど)
- 大人も遊べるアトラクション(コーヒーカップなど)
- 子ども向けの教室(リトミックなど)
- ハーバリウム制作体験
- ボルダリング
- 金管五重奏
- 大道芸
- 野外シアターでの映画上映(細田守作品)
なるほど……子どもが楽しめるものが多く、家族向け、という感じなのですね。オクトーバーフェストやクリスマスマーケットとはターゲット層が異なるように思います。やはりフリューリングスフェストでは、団体の酔客や、ドイツ料理を仲睦まじげにつつく若いカップルは少なめなのでしょうか!? 自分の目で確かめたいと思います。
「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」で食べたいドイツ料理
さて、2019年の「ヨコハマフリューリングスフェスト」もすさまじい混雑であることは間違いなさそうです。行きたい店・注文したい料理はあらかじめ決めておいたほうがいい様子。私の備忘録も兼ねて、「これはぜひ食べたい」と思ったドイツ料理を記しておきます。
プレッツェル
プレッツェル(ドイツ語では「ブレーツェル」)は、小麦粉とイーストで作る、焼き菓子というか……パン。塩が利いているので、ビール祭りには欠かせません。
プレッツェルはすごく好きというわけでもないのですが、「BREZEL KING BEER & WINE」というブースで出される「モッツアレラとドライトマトのプレッツェル」には目を奪われました。
プレッツェルがピザに見立てられているようですね。モッツァレラもドライトマトも愛してやまない私には、あまりに刺激的すぎます。
「BREZEL KING」は、各地のフード系イベントに出店しているお店のようです。プレッツェル本体はドイツから輸入し、メニューはドイツ出身のシェフが監修しているのだとか。
塩分とカロリーがやばそうですが、そんなこと気にしている場合ではないですよね? これは……食べなければ……。
ソーセージ盛り合わせ
ドイツ系のイベントに行くのだから、本場のソーセージ”Wurst”を食べないわけがありませんよね! 私はドイツソーセージが大好きなのですが、日本では1年に1回……クリスマスマーケットでしか食べる機会がありません。最後に食べてから半年も経っていないのにまた味わえるなんて、感無量です。
さて、ソーセージ盛り合わせを提供しているお店は複数あります。どこがいいのか……私にとって大事なのは「クラカウアー」が含まれているか否かです。それより重要なことはありません。
クラカウアーとは「クラクフ風」の意味。牛肉と豚肉を混ぜ、ニンニクを利かせた、味が濃厚な上に食感もいいソーセージです。もう私はクラカウアーが好きで、好きで、好きで、クラカウアーしか目に入らないのです……。
で、どのお店にクラカウアーがあるのでしょうか? 「ヨコハマフリューリングスフェスト」の公式サイトには、ソーセージの種類は載っておらず……現地で確かめるしかなさそうですね。
ピクニックボックス
「春」らしくて可愛いメニューもあります。いくつかのブースで販売されている「ピクニックボックス」。写真を見るかぎり、発泡スチロールや紙の蓋つき容器のなかに、ドイツパンやソーセージ、ハム、サラダなど……いろいろ詰まっています。
カフェやパン屋さんでピクニックボックスを買って、近くの公園の芝生に座って食べる……そんな、爽やかなイメージです。家に持ち帰っても大丈夫そうかなあ。
ラプスカウス
「ハンブルグキッチン」というブースで扱われるらしい「ラプスカウス」。ハンブルクの名物として知られています。北ドイツだけでなく、北海周辺の国々でも食べられているそうです。
すり潰したジャガイモと、ミンチにした牛肉を混ぜて軽く火を通し、目玉焼きを乗せた料理。ロコモコに似ている……ような気がしなくもありません。
ラプスカウスの名前は知っていても食べたことはありませんでした。ハンブルクに行ったことはないですし、今後もその機会はなさそう。なんだか妙に気になる料理なので、日本で食べられるなら食べてみたいものです。
ライベクーヘン
じゃがいものパンケーキです。りんごのジャムをつけて食べます。私は何もつけないほうが好きですが! クリスマスマーケットで食べるものというイメージ。
このじゃがいもパンケーキ、”Kartoffelpuffer”とも呼ばれるそうです。私が現地(ドイツ西部)で見かけたのは”Reibekuchen”のほうですし、言いやすいので、ライベクーヘンと呼びつづけます。
ああ、ライベクーヘンが食べたい……。明らかに油でテカテカで、どう考えてもカロリーが相当なスイーツですが、森永製菓が公式サイトで紹介している、パンケーキミックスを使ったレシピなら、心もちヘルシーかもしれません。
さあ、食べたいものも決まってきたところで、問題はいつ行くかです。そもそも、人混みを極度に嫌う夫は同行してくれるのでしょうか? そういえば、同時期にお台場でオクトーバーフェストも開催される様子。そちらのほうがまだ空いているかもしれません。

とにかくドイツビールが飲みたいです。
さて、どうなるか……。続報をお待ちください。
……それで、シュパーゲルはどこに?