お待たせしました。前回の記事「春なのだからヨコハマフリューリングスフェストに行く義務がある」でお知らせしたとおり……ゴールデンウィークに「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」を楽しんできました! 現地の写真満載でレポをお届けします。
「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」の様子
まずは、「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」会場の様子です。到着は13時頃。ゴールデンウィークらしい気持ちのよい晴れだったこともあり、お昼ご飯を楽しむ人たちでにぎわっていました。

それなりに混んでいるものの、10連休ということで人手が分散しているのか、「殺人的な混雑」というほどではありません。2人連れならばテーブル席の空きを見つけることができました。

それぞれの飲食店は「ヒュッテ」と呼ばれる小屋で営業しています。ドイツらしい雰囲気作りに貢献しているヒュッテですが、「焼きそば」「ベビーカステラ」など大きな文字で書かれている日本の夜店とは異なって、近くに行かないと何を扱っているのかわからないのが玉にキズ?

まずは総合パンフレットをもらうことにします。会場の入り口にある、インフォメーションカウンターへ。

こちらがインフォメーションカウンター。マスキングテープやレジャーシートなど、「ヨコハマフリューリングスフェスト」オリジナルグッズを販売しています。スタッフに声をかければパンフレットをもらえますよ。
「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」のお店&メニュー
では、お店を見て回りましょう! 店を一軒ずつ回っているあいだにビールの泡が消えたり料理が冷めたりしてしまうので、あらかじめ何を買うのか決めておき、同行者と手分けして買うのがベターです。
ヒュッテの前で店員さんたちがメニューのチラシを配っているので、とりあえずチラシを集め、ビールをチビチビやりながら考えるのもいいかも。お店の前にメニューの看板も出ています。






どれもおいしそうなので、悩みますね……。私と夫は少食なうえにアルコールに弱く、料理は少し、ビールは1杯ずつしか飲めないことがわかっていたので、本当に迷いました(笑)
買うものを決めたら、合流場所を決めてそれぞれお店に並びましょう! このときは、ビールのお店で5分程度、食べ物のお店で15分程度並びました。参考までに……。

会場の入口からすぐの場所にある「WINE CAFE」。ドイツワインが売りで、それに合うソーセージやパンを合わせて買うことができます。やっぱりドイツ系のイベントに来たらソーセージですよねー!

個性的なプレッツェルを扱うお店。プレッツェル本体はドイツから輸入しているそう。特にオススメのブースです!

ドイツのビール会社・パウラーナー。ビールのブースとは別に、お料理のブースを出しています。ドイツ系食フェスではおなじみの存在ですね。
「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」の料理とビール
さて、プレッツェルのお店に並んだ夫と別れ、私はビールのブースに。ハンブルクの醸造所「ラーツヘルン」とバイエルン州の「シュパルター・ビア」が一緒になったブースです。

注文してお金を払うと、頼んだビールの種類が書かれたカードを渡されます。これを持ってレジの隣の列に並び、出てきた商品と引き換えにカードを返却します。

さて、私が選んだビールがこちら、「シュパルター ハニーグリーンアップル」(900円)。ビールをジュースで割ったカクテルです。アルコール度数はたったの2.4%。お酒に弱い私でも、これなら余裕です! 飲みやすいのと同時に、ビールの苦味をしっかり感じるので、「ジュースっぽい」とは思いませんでした。

そして、こちらが夫の選んだ「ラーツヘルン オーガニックヴァイツェン」(1,100円)。とにかく白くて爽やかなビールが飲みたい、とのことでした。アルコール度数は5.3%。私も少し飲みましたが、苦味と酸味をほどよく感じる、典型的な白ビールといった印象。ソーセージを食べたくなる味です。
ところで、フリューリングスフェストでは、このようなリユースカップで飲み物が出されます。使い捨てではなく、飲み終わったら返却するもの。洗浄してまた使われるのです。こういったフード系のイベントでは、どうしてもたくさんのゴミが発生してしまいますが、やはりドイツ系のイベントだけあって、環境に配慮しているのですね。

そしてこちらが、「BREZEL KING BEER & WINE」の、どう見てもおいしそうな「モッツァレラとドライトマトのプレッツェル」(1,000円)。脂ぎった風情が食欲をそそります。モッツァレラチーズ、ドライトマト、オリーブと、私の好物しか載っていません。あらかじめ4つに切ってある親切設計。ドライトマトの酸味が強いため、食べ進めるごとに食欲が増すという怖ろしい仕様でした。いくらでも食べたい。

こちら、同じお店で夫が選んだ「ニュルンベルガー プレッツェルドッグ」(700円)。ホットドッグがドイツ化したものですね。挟まれている小ぶりなソーセージが、ニュルンベルクの名物「ニュルンベルガー」。

ソーセージがおいしそうだから、これにしたんだ。ザウアークラウトが入っていて嬉しいな。プレッツェルもおいしいし……。
ザウアークラウトでこんなに喜ぶのは夫くらいではないでしょうか。

ドイツらしいお料理を、もっともっと買ってみました! こちらは「マイスターローシャイダーヴルスト」というお店の「チーズ南ドイツミートパスタ包み」(700円)。ドイツ南西部・シュヴァーベン地方の郷土料理「マウルタッシェン」のことです。
ひき肉をパスタで包んだ、つまりはラビオリ。いちど食べて見たかったんですよねー! もちもちした食感を、夫はいたく気に入った様子でした。

ドイツの春、といえばどうしても外せないのが、シュパーゲル(白アスパラガス)。光が当たらないように育てられるため、緑に染まって苦くならず、甘いまま。日本でいう春キャベツのような、旬の食材です。
全てのお店をチェックしたつもりですが、シュパーゲルは「ソーセージ専門店 Bar&Grill」の「シュパーゲル3本 定番オランデーズソース」(600円)だけのようでした。まあ、みんな……せっかくだし、アスパラガスよりもドイツソーセージ食べたいよな。

ソーセージの一本も食べたりビールのおかわりを頼んだりしたいところですが、そろそろ胃が限界……(早いよ)。最後にデザートを買ってきました。こちらは「ローテグリュッツェ」。数種類のベリーにクリームを添えたもので、北ドイツや北欧で食べられているらしく。

デザートをもうひとつ。クリームチーズの甘いプレッツェルです。チーズはデザートですよ!

温かいプレッツェルのなかから、クリームチーズがとろりと流れ出します。チーズ大好きな私と夫にとって、これは至高でした。
「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」に現れたフォルクスワーゲン
満足して帰途につこうとする私たち。会場を出る前に、フォルクスワーゲンのブースに寄っていきます。

ドイツ系のイベントによくブースを出しているフォルクスワーゲン。アンケートに答えるとオリジナルグッズがもらえます。ブースには車両が展示されていたりVWロゴの格好いいグッズが販売されていたりして、大盛況でした。

こちらが、今回もらったトートバッグ。「無料配布だし、スーパーマーケットのエコバッグみたいにペラペラだべ?」とあなどっていたのですが、厚くて丈夫そうな素材。すごく……実用的です……!
本を運んだりするのに使わせていただこうと思います。フォルクスワーゲンやドイツブランドを紹介する格好いい冊子もついていました。ドイツ好きは垂涎ですな。
さて、「ヨコハマフリューリングスフェスト2019」の魅力をお伝えできたでしょうか? お酒が飲めるイベントといっても、年末年始の居酒屋のように酔って騒いだり暴れたりする人は見たことがありません。テントのなかでは楽団の演奏に合わせて歌ったり踊ったりしていますが、秩序のある穏やかなにぎやかさですし……。美食を愛し、ドイツを愛する人たちが集う、大人向けのイベントではないでしょうか。女性の2人連れや、中高年のご夫婦も多くいらっしゃいました。
え? レポが遅すぎる? 今年のゴールデンウィークはもう行けない? そうかもしれませんね……。それでは、次はオクトーバーフェストでお会いしましょう! ドイツのビールも食べ物も、いつでもあなたを待っていますよ♪